On ETTR(Exposure to the right)

by syoyo

最近の Magic Lantern では (Auto) ETTR という機能が付いていて, dynamic range の変化の大きい日の入り, 日の出の time lapse 撮影がやりやすくなっています.

たとえばこちら.

さて, ところで ETTR(Exposure to the right) とはなんでしょう? 日本語に訳すと “右側に露出” になりますが, この用語は日本では普及していないようで適切な訳がありません.

ETTR は, ヒストグラムを表示したときに, なるべくヒストグラムが右側に寄るように露出を調整する, という撮影テクニックになります.

ETTR によりセンサー値の範囲を活用することで, よりノイズの少ない撮影を行うことが可能になります.

撮像センサー(CCD, CMOS)は物理的な光量を記録するので, 入射した光の量と RAW の値はリニアになっています.

ただし人間の目はリニアには反応しないため, ライブビューでの表示や JPEG 画像に記録されるときには非線形の変換がかかります.

ただ, ETTR にも気をつけるべき問題があります. time lapse や RAW 動画で動画を撮るときは露出オーバーにならないように気をつける必要があります. ライブビューで撮影した画像を見たときは白飛びしているように見えるかもしれません(ライブビューで見るときにはトーンマップがかかっているので). 現像処理をするときも RAW(Linear) を基準として考える必要があります.

Advertisements