Raytracing pipeline was used in T4

by syoyo

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CG World this month(Jul, 2009) features raytracing pipleline used in ILM for the movie T4.
According to the article, ILM used MC raytracing for accurate rendering of metallic appearance on T-600.
The technique includes microfacet-based reflectance model, importance sampling for light distribution and BRDF distribution.

It’s a quite interesting article that the article reports ILM is changing their pipeline to adapt physically-based raytracing/GI.
Yah, feature of the rendering is definitely physically-based raytracing/GI.

[Ja]

今月の CG World(2009 年 7 月号)では, T4 で ILM が取り入れたレイトレパイプラインについて紹介しています.
T4 での T-600 などの金属の表現を, BRDF や MC レイトレでより正確に実現したとのこと.
ただ MC レイトレの説明は, よく読むとまあ単なる glossy reflection を
bidirectional 対応な importance sampling 法でやっただけじゃね? と思いますが,
T4 では某氏がそこらへんの R&D やっているとのことなので, もう少しマシな手法を使っているかもしれません.

これからの VFX のレンダリングは物理学•光学に基づいたレイトレベースになる

記事によると, ILM もレイトレベースのパイプラインに舵を取ろうと書かれています.
まー, そりゃシャドーマップとかポイントレンダリングで GI 近似とか,
非人道的でアーティストに負荷を与えるような手法は,
それやんなくてもレイトレのレンダリングが実務的に使えるならいらないでしょうしね.

とはいえ, 記事に書かれている通り, ILM は RenderMan パイプラインに莫大な投資をしてしまっていますし,
多くの人が働いていますので大企業病のごとく, 新技術の導入にはなかなか懐疑的です.
そのため, いまからレイトレなどの大きな変化を取り入れるのは非常に大きな労力を必要とします.

そんな状況でも, やっと(?)ILM もレイトレベースで物理的な光輸送理論に基づいた
レンダリングにスイッチしようとしていることが分かりました.

これはまさに 「li」 が実現し提供しようとする新しい VFX 制作ワークフローに他なりません.
ILM にも 「ri」 から 「li」 にスイッチして受け入れる基盤が整ってきたといえますね 🙂

おまけ

記事にはこんな一文が.

そこで、今回は QMC というサンプリング方法を導入して…

ちょッ… それ書いちゃっていいの?
まー ILM も無知でないでしょうから, きっと某社とは司法取引(?)かなにかが行われたんでしょうねぇ…

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