物語で読み解くデリバティブ入門

物語で読み解くデリバティブ入門 http://www.amazon.co.jp/dp/4532352509/ 本書では、一本一億円のソフトウェア [1] も取りあげています。 が、その取り上げかたには問題となる記述があります。 本書では、それはでたらめな乱数を収録したものであると記述してあるのです。 1995 年 9 月、日本とアメリカの IBM は重大な発表をしました。 まったくランダムな数値 200 万個を一億円で販売する、と発表したのです。 えっと、これって [1] でも取り上げているように、 手塚先生の LDS(Low Discrepancy Sequence) のことじゃないんですか? [1] のときは確証がありませんでしたが、この本で年月が指定されていたので調べたところ、 たしかに手塚先生の LDS が 1995 年 9 月 27 日に Deterministic Simulation Blaster という名前で発表されています [2]。 さらに [2] では確かにこの Deterministic Simulation Blaster の中身は実際には数列のテーブルだと記述されています。 たしかに、1990 年代は LDS だけでなく、 Mersenne Twister などの疑似乱数もファイナンスの分野で再度注目されはじめていたようですが、 このContinue reading “物語で読み解くデリバティブ入門”

Metropolis Instant Radiosity

Benjamin Segovia, Jean-Claude Iehl and Bernard Péroche Metropolis Instant Radiosity Proceedings of Eurographics 2007, to appear http://bat710.univ-lyon1.fr/~bsegovia/papers/mir.html [En] I just have granted the paper and found MIR(Metropolis Instant Radiosity) would be one of the best method to compute diffuse illumination contribution. MIR possibly efficiently handles illumination for scenes with complex visibility and they say MIRContinue reading “Metropolis Instant Radiosity”

Nonlinear Beam Tracing on a GPU

http://research.microsoft.com/research/pubs/view.aspx?0rc=p&type=technical+report&id=1276 タイトルは非常に興味深かったので読んでみたのですが、 やっていることはかなり brute-force だったので残念。 というか beam を作るところは CPU でやっているし、 GPU 処理部ではラスタライザを使うという手法はスケーラブルにならないとおもうので、 あまり GPU 化の意味がないように思います。 (MSRA はアレなんですかね、論文には必ず GPU という用語をいれろ、 とでも言われているのでしょうか) ちなみに、ラスタライザは基本的に並列化処理が困難なので、 これからの GPU の進化においては、ラスタライザによるネックが大きくなってくると思います。 # DirectX 10 や OpenGL 2.0 のパイプライン図を見ても、 # ラスタライザの部分だけが相変わらず古臭いアーキティクチャのように # 鎮座しているのが残念でなりません。

黄金四角形

http://ja.wikipedia.org/wiki/黄金四角形 from Wikipedia. 黄金四角形の中に正方形を作ると、残った四角形がまた黄金四角形の比率に自然になる。残った長方形に正方形を作っていくと、永遠に図形を作ることができる。作られた正方形の中点を結んでいくと、渦が作れる。 永遠に渦が作れる、球、回転 -> 無限!!! ちなみに、最近ケプラー予想という本を読みました。 http://www.amazon.co.jp/dp/4105454013 これも「球」本です。sphere packing と「球」に人生を託したひとたちのお話です。 いやーアツいです。 ケプラー予想の証明に、シンプレックス法による線形計画法が使われたというのもなんとも興味深いです。 http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/koramu/290_kepler.htm なんだか無性に Conway & Sloane の Sphere Packing, Lattices and Groups を しっかりと読みたくなりました。 http://www.research.att.com/~njas/doc/splag.html やっぱ球ネタで SIGGRAPH に一本論文出せそうだよなぁ… いや、 出来るわけがない!!!

SFMT : SIMD-oriented Fast Mersenne Twister

SIMD-oriented Fast Mersenne Twister http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/MT/SFMT/index.html [En] SFMT is SIMD-oriented derivative of MT(Mersenne Twister) and there are some improvements over MT. SIMD-optimized SFMT runs twice faster than SIMD-optimized version of MT. [Ja] SFMT は SIMD 最適化された MT(Mersenne Twister) で、オリジナルの SIMD 最適化された MT に 比べてもさらに 2 倍の速度で疑似乱数を生成できるそうです。また、SFMT ではオリジナルの MT の問題も改善され、 さらに周期も長くなっています。す、すばらしい、、、 論文は MCQMC2006 で発表されていたのですね。レンダリング系しか見ていなかったので気づきませんでした… これはもう、 WELL を使うこともなく、SFMTContinue reading “SFMT : SIMD-oriented Fast Mersenne Twister”