グラフィックスの学会 2

http://lucille.atso-net.jp/blog/?p=164 の続きです。 きぬ先生からのリクエストを反映するのをすっかり忘れていましたので、 反映分を含め追記しておきます。 IEEE Visualization(アイトリプルイー•ビジュアリゼーション) http://vis.computer.org/ 可視化技術の学会。私は可視化のコミュニティはよくわかりませんが、 たぶん可視化では最高峰の学会になるのではないでしょうか。 可視化では、主に医療画像処理(ボリュームレンダリングなど)や、 エンジニアリング(流れの可視化)などが取り上げられます。 それらの GPU による処理の高速化なども見受けられます。 CGI(Computer Graphics International) http://www.inf.ufrgs.br/cgi2007/ 結構古くからある学会のようです。International とありますが、 どちらかというとエイジャが中心です。 とくに学会色に特徴はみられません(レンダリング系をみる限りは)。 参加するときは、帰りがけにアジア通貨を買うのを忘れずに?… SCCG(Spring Conference on Computer Graphics) http://www.sccg.sk/pages/welcome/welcome.php WSCG が冬に開催されるのに対して、春に開催されているらしい。 大域照明の研究で有名なブタペスト工科大からの論文がいくつかみられます。 WSCG と同じくヨーロッパで開催されているようですが、 相変わらずヨーロッパのどこで開催されているのかよくわからない、 はぐれメタルな学会です(個人的感想)。 帰りがけにユーロ通貨を買うのを忘れずに?… Graphite(グラファイト) http://www.gmm.fsksm.utm.my/~graphite2006/index.html オーストラリアなどの南半球で開催される学会です。 冬場に暖かいところに行きたいときにはいいかも。 帰りがけに鉱物資源を買うのを忘れずに?… Afrigraph(アフリグラフ) http://www.afrigraph.org/ アフリカで開催されるグラフィックスの学会。 これから大きく発展しそう?… 帰りがけにゴールドやダイヤモンドやランド通貨を買うのを忘れずに?… こまごまとした学会はまだありますが、これで中堅どころまではだいたいカバーしたかな? ほかにもこいつは取り上げるべきだろうという学会がありましたらお知らせください。

Monster House

今月の CG World [1] に、Monster House [2] のメイキングの取材記事がありました。 Monster House は、全編 Arnold レンダラでレンダリングされています。 Arnold レンダラといえば、グローバルイルミネーションレンダラの元祖と言えるレンダラです。 今回、SPI は Monster House で粘土(クレイ)っぽい質感を表現したかったらしく、 ちょうど Arnold がその要求にマッチしていたので、Arnold レンダラの作者 Marcoss を SPI に呼び出して Arnold によるレンダリングパイプラインを構成したとのこと。 ところで、日本の雑誌なのに日本人で唯一(?)の arnold シェーダ書きである masuo さんが 今回の Monster House の記事に登場していないのはなんでなんだろう?… — さて、Arnold レンダラはパストレベースのレンダラです (昔からずっとパストレベースのままなのかな? 双方向パストレとか導入していないのかな?)。 パストレは粘土調の質感を出すのは非常に得意です。 なので Arnold が粘土調を出すのが得意というよりは、パストレが粘土調を出すのが 得意といったほうが正確でしょう。 が、パストレは逆に言うと粘土調でなくフォトリアルなシャープな質感を出すのは苦手なんですけどね、、、 いずれにせよ、Monster House はちょうどそのようなパストレの性質と アートディレクションの要求がマッチしたよい結果だったようです。 最近はプロダクションでもContinue reading “Monster House”

radium renderer

http://www.radiumrenderer.com/ Java で MLT なレンダラ。ERPT にも挑戦中みたい。 狙うはクロスプラットフォームで Indigo render の置き換えらしい。 最近はまたレンダラが多く現れはじめましたね。 うーむ、新レンダラ界の神となるのは一体誰か… !?

Vector support of LLVM

LLVM は SSE と AltiVec によるベクトル処理をサポートしていることがわかりました。 /* vec.c */ #include void mudah() { __m128 a, b, c; a = _mm_add_ps(b, c); } int main(int argc, char **argv) { mudah(); } こんなコードを、llvm-gccでコンパイルして(x86 darwin 上)まずはバイトコードを生成します。 $ llvm-gcc -c -emit-llvm -msse2 vec.c $ llvm-dis vec.o $ cat vec.o.ll ; ModuleID = ‘vec.o’ target datalayout = “e-p:32:32” target endianContinue reading “Vector support of LLVM”

The LLVM Compiler Infrastructure

nyaxt さんの日記で知りました。 The LLVM Compiler Infrastructure http://llvm.org/ 要は、VM の API + VM ランタイム + JIT コンパイラ + バイトコード後のプログラムの各種最適化処理を含んだもの、という感じでしょうか。 LLVM のバイトコードを出力するように変更を加えた gcc も提供されているため、 o C プログラム -> LLVM バイトコード -> インタプリタ実行 o C プログラム -> LLVM バイトコード -> JIT コンパイル という一連の流れまでサポートしています。 Mac OS X の時期バージョン Leopard では、OpenGL(の実装)が LLVM 上で動くようになっています。 http://lists.cs.uiuc.edu/pipermail/llvmdev/2006-August/006492.html OpenGL のプログラムでは、パラメータが多いため(フォグが有効か?など)、 あらかじめどの設定にも適した最適化バイナリを作っておくことが難しい。 ただ、一度設定されれば、あとはずっと不変の場合が多い。 そこで、一度 OpenGLContinue reading “The LLVM Compiler Infrastructure”